私が所属している維持管理課は、建物の管理業務全般をまとめている部所です。建物の管理業務は、建物点検・巡回清掃・消防設備点検・雑排水管清掃・増圧給水ポンプ点検・除草・植栽業務など数多くあり、オーナー様との契約に基づいて実施します。維持管理課の技術職や賃貸営業と連携しながら、私たちの部所で各業者に発注。作業完了後、各業者から届く報告書をオーナー様に発送する流れです。
膨大な物件数と、実施サイクルが異なる多様な業務を管理するので、事務の仕事は大変複雑です。業務ごとに担当分けしていますが、私が携わっているのはまだほんの一部。先輩たちに学びながら、一つひとつできる仕事の幅を広げています。
もともと私は人前に立ったり、発表したりするのが苦手なタイプです。大学時代もリーダーのサポートをする役目に回ることで自分の力を発揮してきました。就職活動にあたっても営業職をサポートするような職種に就きたいと事務職を選択。今、まさに「縁の下の力持ち」といった職務を担当し、とてもやりがいを感じています。
オーナー様の物件を守り、入居者の方々に安全で快適な住まいを提供することが、維持管理課の仕事。これは、積水ハウス不動産東京の事業そのものとも言えますが、私たちは設備点検や清掃などの業務を通じて直接的にその大切さを実感しています。たとえば、不具合なくエレベーターが使用できるのは、事業者が間違いなく点検・管理しているからです。人に知られることなく、当たり前の日常を支えている、自分の仕事を誇りに思っています。
私が現在担当している業務は、主に受水槽清掃・増圧ポンプ点検、除草・植栽作業、夏期・冬期清掃(共用部床洗浄)、宅配ボックス点検で、雑排水管清掃を引継ぎ中です。入社当初は、建物点検・粗大ゴミ・除草・植栽作業の担当でしたから、任せていただける仕事がかなり増えました。新しく業務を担当すると、維持管理全体の理解度が深まります。一つの業務で得た知見を他の業務に生かし、自分なりに効率化を図っていくこともできるようになり、仕事の面白さもわかってきました。
もちろん今も確認しなければいけないことばかりで、先輩たちに助けられる毎日。社歴の長い先輩は、複雑で膨大な業務内容に関してどんな質問をしても答えをくださり、いつもその知識の多さに驚かされます。「あの先輩のようになりたい」と思える人がいる環境に感謝しています。
就職活動時は、事務職希望で業界のこだわりはなく、社風や働きやすさを重視して会社情報を集めていました。積水ハウス不動産東京と出会ったのは、大学で開かれた説明会です。ひときわ和やかで親しみやすい雰囲気に魅かれてエントリーし、実際、その印象は選考が進むにつれますます強くなっていきました。
他社との一番の違いは、試験や面接で会社を訪れた時の挨拶です。すれ違う人が皆、「こんにちは」とこちらを見て声をかけてくださる。こんな会社があるのかと感激しました。
また、説明会では営業職の話が中心だったため、事務職の仕事があまり想像できないと人事の方にお伝えしたところ、すぐに事務職として働く先輩社員を訪問する場を設けてくださいました。そこで仕事内容やワークライフバランスのよさなどについて詳しくお聞きし、入社後のイメージが具体的に浮かんだことが、最終的な決め手になりました。
入社前に働き方や福利厚生などについてプラスの情報は得ていましたが、入社後もギャップはありません。とはいえ、私自身は結婚・出産を経て働き続ける自信は、正直なところありませんでした。家庭と仕事の両立ができるほど器用ではないと自覚していたからです。
しかし、職場では育児休暇から復帰して時短勤務で働いている先輩社員が生き生きと仕事をしています。そうした先輩たちの姿を見ていて、私も働き続けられるかもしれないと、前向きな考え方に変わってきました。制度が整備されているだけでなく、人間関係のよさや、仕事の充実度など、あらゆる面で恵まれている会社だと感じています。
コロナ禍の前は、友人とよく旅行に行きました。目的はもっぱらスイーツ。神戸では必ず寄るパティスリーに寄ってからパティスリー巡りをして大阪のユニバーサルスタジオジャパンで遊び、京都に寄るなどのコースを年に数回楽しんでいました。
今は家でお菓子作り。1gでも計量が違うと味が変わる、繊細なお菓子作りは、大ざっぱでも大丈夫な料理よりも好きで得意です。コーヒーも好きでお気に入りの豆を家でひいて淹れています。職場の近くにも美味しいコーヒー店があり、顔なじみになるほど通っています。
積水ハウス不動産東京は、とても風通しのよい職場です。困ったことがある時は、いつでも先輩社員が相談に乗ってくれます。私は不動産業の知識がない状態で入社しましたが、温かい先輩に囲まれて少しずつ専門知識を身に付け、自分のペースで成長することができています。当社の雰囲気や不動産業界に少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
残り少ない学生生活を悔いのないように満喫して、新しい気持ちで社会人のスタートを切ってください。お待ちしております。