賃貸住宅経営においては、入居者様が退去した後の原状回復工事や外壁塗装・外構工事、リフォーム、フルリノベーションなど、大小さまざまな工事が必須となります。私が所属しているのは、そうした各種工事の管理を担う部所です。実際の工事は外部の工事店様に依頼しますが、私たちが管理者として「工程・安全・品質・売上」について責任を持ち、オーナー様からお預かりしている賃貸住宅を守っています。
所属部所には現場監督が7名、私は一番若手です。工事は月100件以上、フルリノベーションを2件程度担当しています。オーナー様はもちろん、入居者様や近隣住民の方々に対しても誠心誠意対応し、積水ハウス不動産東京への確かな「信頼」につなげたいと日々努力しています。
入社3年目の秋、台風による記録的な大雨で、私が担当する物件の1階4戸分がすべて浸水してしまう被害が出ました。大掛かりな室内修繕は高額なのでオーナー様はかなり悩まれ、何度も話合いを重ねてようやくご決断。それでも着工前の最終確認で、泥だらけの現場を見て、オーナー様は不安な様子でした。
そこで私は工事期間中、少しでも安心していただこうと、頻繁にオーナー様に現場状況を報告し、問題が生じた時も対処の方法など正直に伝えていきました。無事に工事を終え、すべてのお部屋を引き渡した日。オーナー様は「ここまできれいになるのか!」と晴れ晴れとした笑顔で、私に「ありがとう」の言葉をかけてくださいました。オーナー様が大切にされている資産をお預かりし、工事をさせていただくことの重みをあらためて感じる経験でした。
私がいる課はベテラン社員が多く、物件に対する知識や経験はどの課よりも蓄積されているため、他部所からの相談や依頼もあります。よい意味で「なんでも屋」という面があり、そこで働くことは大きな学びになります。私はまだ未熟で、先輩社員のようにサポートすることができないのですが、将来的にはどんな相談や依頼にも的確に応えられる技術職になることが目標です。その上で、工事に関わる社員、工事店様、特約店様などそれぞれの業務のよりよい連携、効率化にも貢献したいと考えています。
管理部門は、オーナー様や入居者様と直接お会いする機会は少ないものの、関係するすべての人の笑顔を思い浮かべながら業務に励んでいます。
9:00 | 出 社 | 少し早く出社してメール確認・事務処理などを済ますことが多い。 |
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10:00 | 外 出 | 担当エリアは川崎なので移動は電車が便利。外部工事の着工前挨拶。施工現場の確認・打ち合わせ。安全のため足場の設置位置など念入りに。 |
11:55 | 昼休み | |
13:00 | 外 出 | 室内工事完了物件の点検 |
16:00 | 帰 社 | 事務処理、メール確認、工事発注業務、契約書作成。現場監督は事務担当の内務社員とペアになって業務をこなす。 |
19:00 | 退 社 | |
19:30 | 資格学校 | 事務所近くの専門学校で2級建築士受験のための講座を受講。 |
21:30 | 帰 宅 |
管理部門(工事課・維持管理課・アフター課)には、釣り好きの先輩が何人かいて、新型コロナの感染拡大前は先輩社員に誘われてよく出かけていました。出発は午前1時、暗い中、漁港までドライブし、釣り船を仕立てての海釣り。釣った魚を先輩行きつけの店でさばいてもらい、新鮮な魚をみんなで食べるのは最高です。
現在は、なかなか遊びにも出かけられないので、休日は自分磨きの時間ととらえています。知識と業務の幅を広げるため、資格取得の勉強などをして過ごしています。
就職活動が本格化する前、私は自分の方向性などがまったくわからず、まずは父に相談しました。すると父が強くすすめてきたのが、積水ハウスグループでした。
企業理念にある「人間愛」に基づく社員の力や優れた技術力などがすすめる理由でしたが、実は以前、父は積水ハウス株式会社に勤務していたことがあり、自分が勤めていた会社をこんなに熱心に語るのだと少し驚きました。
積水ハウスグループを中心にインターンや会社説明会などに参加し、さまざまな会社を見るうちに、積水ハウスグループは父の語ったとおりの会社だと私自身も感じるようになり、生き生きとした社員たちの中で自分も成長したいと志望度が高まりました。
さらに企業研究を進め、積水ハウス不動産東京の「ストックビジネス」に将来性を感じるようになり、今ある建物をより向上させ利益を生み出す仕事を自分もしてみたいと入社を決めました。
私の就活時は、自己分析が不足し、自分の考えを伝えることに苦労しました。自分を深く理解することは、入社後の自分の軸を作ることでもあるのでしっかりやっておくことをおすすめします。志望職種が変わることもあると思います。私も当初は営業志望でしたが、選考途中で技術職に興味を持つようになりました。技術職ならではの感動をぜひ知ってもらいたい!仲間となる人をお待ちしています。