地震
いつもの備え
- ① お住まいの建物は耐震構造です。大地震が起きたときは、室内で頭を覆うなど身を守る行動をとってください。
- ② 安否確認の方法を決めておきます。たとえば災害伝言板サービスや伝言板ダイヤル。使い方も忘れずに覚えましょう。
- ③ 地震が起きた後に、家族の集合場所を決めておきます。
- ④ 地域の災害リスク(ハザードマップや防災マップ…自治体作成)を確認しましょう。
- ⑤ お住まい周辺の避難場所を3か所以上確認しましょう。
- ⑥ お住まいの地域で行われる防災訓練に参加し、防災の知識を身につけましょう。

- ① 家具(転倒、ものの落下、移動)は地震時の怪我原因の40%というデータがあります。家具の転倒防止、家具の上に重量物を置かないなどの対策を実践しましょう。
- ② カップボードの内容物飛び出し防止には扉の耐震ラッチやガラスの飛散防止フィルムなどが効果的です。
- ③ ダイニングテーブルやベッドに家具が倒れてこないような配置を心がけましょう。
- ④ 万一家具が転倒し、部屋にガラス片が散乱したときのために、寝るときは枕元に底の固いスリッパや靴を置くこともお勧めします。
- ① レトルト食品やペットボトルの水を普段から多めに用意しましょう。東日本大震災以降は7日分の備蓄が国や行政から推奨されています。アレルギー体質の方や小さなお子さまのいるご家庭では、その方に合わせた食品の準備が必要です。
- ② 停電に備え、懐中電灯、LEDランタンなど明かりの準備と情報収集のラジオ、通信手段確保のために携帯電話用モバイルバッテリーなどがあると役立ちます。
- ③ 浴槽に水をためると災害時に生活水として使用することができます。
小さなお子さまや高齢の方のいるご家庭では、わずかな深さでも転落・溺水する恐れがあります
- ④ 医薬品、紙おむつ、生理用品など多めに備蓄しておきましょう。
- ⑤ 電話帳(携帯電話の電源が切れたときに、連絡先が分からなくなる
ため)と小銭(公衆電話を使うときに必要となります)。
地震が起きたら
グラッときたらまず身の安全を確保します。テレビや家具を押さえて倒れないようにしたという話をよく聞きますが、大変危険です。丈夫なテーブルの下などの安全な場所で頭を座布団などでしっかり保護して、揺れがおさまるまで身を守ることが大切です。
真っ先に火の始末はしない
キッチンでコンロに火をつけているときに揺れが起きた場合は、その場からすぐに離れます。以前は、すぐに火を消しましょうと言われていましたが、火にかけた鍋やヤカンが落下して大やけどにつながる危険があるので避難を優先しましょう。そして、揺れがおさまった後で、慌てずにコンロの火を消します。万一、何かに引火したときは大きな火になる前に共用部にある消火器で初期消火を行ってください。

慌てて外に出ない
慌てて外に出ようとすると、割れたコップなどで怪我をすることが考えられます。また、周辺の建物が被害を受けて、瓦が落下するなどの危険があるので不用意に屋外へ出ないようにしましょう。
戸外では広いところを通って避難する
ブロック塀のそばや狭い路地は危険です。また、電柱が倒れてくる場合がありますので、頭をしっかりガードしておきましょう。
地震の後は
家族の安否を確認しましょう
昼間などは家族が一緒にいないことがあるので、そのときはあらかじめ決めている連絡方法や集合場所に行き、家族の安否を確認しましょう。
戸外では広いところを通って避難する
ブロック塀などは大きな揺れで倒れやすくなっていることがあります。地震後、歩いて移動するときはブロック塀や被害を受けた建物から離れることが重要です。日頃からブロック塀があるところを通らないなど、災害時に危険な場所を意識して歩く習慣をつけることで身の安全の確保につながります。
建物や設備の破損があれば管理会社へ連絡を
大きな揺れで配管類の破損による漏水電気系統の異常、建具の開閉が困難、ガラスの破損など様々なことが起きる可能性があります。このようなことがあれば、貸主(オーナーまたは管理会社)へ連絡してください。
ガスは大きな揺れのときに、自動的に遮断するようになっているので、地震後は復旧作業を行ってください。メーターのところに説明があります。