カビ
カビとその影響
カビの菌糸は建材などの下地に潜伏するため、表面を殺菌しても再び発生します。カビの好む条件は、温度20~30℃、湿度70~90%。床材や天然繊維、皮革などをエサに、空気のよどんだ場所で繁殖します。カビが原因となる病気には、気管支炎や鼻炎があります。
カビを防ぐには
カビが好むのは湿気の多い場所。発生をおさえるには、普段から換気をよくして室内を乾燥させることです。また梅雨や夏場の温度が高いときは、換気するより、除湿器やエアコンで除湿する方が有効です。押入れの奥や北側の壁のコーナー、浴室などは特に通風・換気を。下駄箱には、濡れたままの靴を入れないようにしましょう。内部全体が湿ってしまい、下駄箱だけでなく履物にまでカビが発生します。また、カビの生えた場所を掃除機で吸うと逆効果になりますのでご注意ください。
畳のカビ退治法
- ① アルコールは殺菌力があり、水分も発散するので効果的。布にしみこませて、こまめに拭き取ります。
- ② 汚れを取るには、水で薄めた漂白剤を雑巾につけ、ゴム手袋をはめて畳表面を拭きます。
- ③ 汚れが落ちたら水拭きした後、乾拭きで湿気を取ります。
- ④ 換気を続けて行います。夏場の日中は地上からの水蒸気が多く湿気が高くなるため、晴れた日の早朝や日没後に換気する方が、室内の湿度を低くできます。